6/13
夜通し高速を走り伊勢神宮外宮に夜明け間近の4時過ぎに到着しました。
まだ薄暗い静寂の中、手水舎で手と口をすすぎ、身を清め火除け橋を渡り鳥居の前で、一拝して、豊受大御神をお祀りしている御正殿へ二拝二拍手し「被災地の復旧、復興、原発事故の収拾を願い、犠牲者の霊を弔い」一拝のお参りをしました。
五十鈴川にかかる宇治橋を渡り伊勢神宮内宮へ行き天照大御神をお祀りしている御正宮で二拝二拍手一拝のお参りをしました。
いろんな神社仏閣を訪ねたが、信仰心の薄い私は写真を撮ったり,建築物を見たり観光としてしか見ていなかった。しかし、ここ伊勢神宮に一歩足を踏み入れたら、夜明けの静寂、霧にかすむ杉の巨木、玉砂利を踏む音、苔むす社殿・・・五感で神々を感じることが出来ました。
6/14
熊野三山の一つ熊野速玉大社へ
伊勢神宮と違い境内は、新緑の中に朱塗りの御社殿が鮮やかです。
三重県に戻り研二おすすめの丸山千枚田へ
よくもまあ昔の人は、この山を開墾して水を引き水田を作ったものだと感心します。
棚田の風景を見ていると農民の苦労と底力を感じます。
昔は2,000枚以上あった棚田が平成の初めには500枚に減少し保存会を結成してボランティア等の力を借り今は、1300枚の棚田が戻ったと聞きました。
杉木立と石畳の熊野古道通り峠をのぼり、さらに高いところから見た丸山千枚田は、夕霞の山々に抱かれて美しく見えました。
6/15
熊野古道大門坂入口から石畳の階段を登り、両側の苔むす杉の巨木に圧倒されながらが
巨木に触れ抱き、気をもらいながら熊野那智大社へ到着です。
大社の隣は西国一番札所の青岸渡寺があり境内から那智の滝を拝めることができます。
神社の隣にお寺が仲良く並んでいます。
熊野川をさかのぼり熊野本宮大社へ
「神を父、仏を母にいただきて熊野より興さむ出発(たびだち)の時」の垂れ幕がかかる山門をくぐると、ここから先は撮影禁止です。
「神を父、仏を母にいただきて・・・」これが日本人の宗教観ではないかと思いました。
熊野古道牛馬童子は杉木立の古道を歩き牛馬童子とご対面しました。
6/16
くねくね道が続く龍神街道を走り空海が開いた金剛峯寺へ
一歩境内に踏み入れると修行僧たちの読経の響きが心に入り込むように聞こえてきました。
ここも片隅に神社が祭られていました。
ちょっと離れた奥の院は、両側に歴史上の人物のお墓が苔むして静かに並んでいます。
明智光秀、織田信長、武田信玄、上杉謙信etc、etc・・・
高松塚古墳壁画館では7世紀末に書かれた女人群像などが発見された当時のまま忠実に模写された壁画がみられた。
模写だけど色彩豊かな壁画から当時の文化にふれ感動しました。
6/17
女人高野室生寺を訪ねると、朝霧につつまれた景色がすばらしく奥の院へ続く石段もきつかったけど雰囲気が最高でした。
赤目四十八滝は緑につつまれた山深い所に、いくつもの滝がありマイナスイオンを浴びながらのんびり滝巡りをしました。
なにを隠そう私は、滝フェチなのです。
6/18
旅も最終日です。
熱田神宮を詣でて、名古屋城、明治村そして夕暮れの中山道馬篭宿、妻籠宿を訪ねました。
夕暮れの旅籠と灯りがいい雰囲気をかもしだしてました。
昼神温泉で湯っくりして、翌日の午前2時に無事我が家へたどり着きました。
走行距離1857km
頑張って無事故で走ってくれた愛車ワゴンRに感謝、感謝です。
梅雨時だったので、霧、雨に濡れた新緑、苔むす雰囲気が最高でした。
神々と仏そして日本人の心を感じ心洗われた旅になりました。
二拝二拍手一拝
合掌