旅日記 and 写真

2012/09/05~10 別荘地 六合村

今年の夏は猛暑、熱帯夜続きでたまりません。夏休み中はどこも混雑模様まして現役世代の夏休みを邪魔してはいけないと思いじっと我慢していました。9月に入り天気予報とにらみっこしながら5日に別荘があるチャツボミゴケ公園に行くことに決定しました。去年までの奥草津休暇村は、JFEが中之条町に無償寄付をして4月より「チャツボミゴケ公園」となっていました。施設及び利用料金等は去年とほぼ同じで利用できます。昨年2度ほど利用して、料金の安さと場内に源泉かけ流しの風呂がありすっかり気に入ってしまい、別荘代わりに利用しています。お決まりのコースで、川原湯温泉の「聖天様露天風呂」に入りました。温泉の歓迎ゲートをくぐり坂道を上った左側ある階段を登った所ある小さな露天かけ流しで混浴風呂です。日帰り温泉施設は、当たり前ですが混浴ではありません。だから温泉に入ってもカミさんと別々になり一人温泉です。しかしここは、あまり人が来ないし夫婦水入らずでのんびり温泉を満喫できます。もし、誰か来るようであれば少し待ってもらうようにお願いすれば、大丈夫です。川原湯温泉お湯かけ祭りで有名な「王湯」には、私だけ入りました。小さな旅館や温泉があるここら辺は、八つ場ダムが出来るとダムの底になってしまいます。お昼は草津にある「篠」で食べる予定で行ってみたら定休日でした。残念!。別荘地(キャンプ場)に着き、別荘(テント)を建築し小一時間余りで完成です。広いテントサイトには、私たち一組だけです。山小屋・山荘には何組かいるようです。顔なじみの管理のおばさんと話をしていると、あっという間に夕食の準備の時間です。飯盒で米を炊き、おきまりのBBQの炭をおこし、家から持参した肉を焼き美味しく頂きました。食べ終わった頃には、すっかりあたりも暗くなり明るいうちに拾ってきた焚き木で、焚火をするのがお決まりです。カミさんと二人で焚火の火をながめながらのひと時が、最高にリラックスできます。火が消えたころ場内にある温泉に入り午後8時には就寝です。

6日 本白根山へ登山をしました。途中なごりのコマクサが咲いていました。初めて見るコマクサは、ガレ場の石だらけの中かわいいピンク色の可憐な花を咲かせて、さすが高山植物の女王です。下山口に到着したとたん雨が降って来たので急いでロープウェイ山頂駅の待合所に駆け込みセーフ。草津に下り湯畑にある「白旗の湯」に入りました。熱い湯船と少しぬるい湯二つの湯船があります。熱い湯は47~48度、ぬる湯といっても45~46度位あります。常連客みたいな人が源泉のコックを止め熱いお湯を湯もみして湯の温度を下げていると、地元の老人が入ってきて「熱くては入れないんだったらぬる湯の方へ入れば」と言ってコックを全開にして、すーと熱湯に入る様子を見て「カッコい~」と思ったのは、私だけではありませんでした。今度こそはと「篠」へ行ったら、ご飯がなくなり楽しみにしていた「しの定食」は、おあずけとなりました。おかみさん曰く「一時間前に電話をもらえばご飯が炊けるので、今度来るときは、連絡してね」でした。またまた残念!

7日 野反湖の八間山へ二日連続の登山です。天気がよく登山道から見下ろす野反湖は、空の青さを映してきれいに見えました。明るい稜線に出ると心地よい風が吹き、気持ちの良い登山になりました。下山して一年ぶりに「野のや」の蕎麦に舌つづみをうち、向かいにある「喜久豆腐店」のざる豆腐も大豆の香り豊かで美味しかったです。

8日 二日連続の登山でしたが朝起きても筋肉痛は感じられず、これも温泉三昧のおかげかも・・・。散歩がてらに園内にある穴地獄にチャツボミゴケを見にいきました。チャツボミゴケは酸性の水の流れる所に生育し窪みの側壁からは鉱泉も湧き出ています。このように、広範に自生しているのは全国でも珍しく、本州ではここチャツボミゴケ公園だけです。何回訪れても感動的な景色です。「篠」で昼食を食べるため電話で連絡して草津温泉へ行き「地蔵の湯」で汗を流してから「篠」の暖簾をくぐるとテーブルには、二人分の小鉢が所せましと並んで待っていました。キャンプ生活が続くと、ここで食事をすることが何よりの楽しみになります。また、おかみさんとの草津の地元の話を聞くのも楽しみです。

9日 今日帰る予定でしたが、あまりにもここが涼しく(最高気温24度 最低気温14度ぐらい)心地よいのでテントをたたみ、山小屋に移動しもう一泊することにしました。夕方までのんびり過ごし、飽きもせず夕食を「篠」ですまし、夜の湯畑をぶらぶら散歩して最後の夜を過ごしました。

10日 顔なじみになった管理のおばさんに別れを告げ、六合村の重要伝統的建造物群保存地区の赤岩地区へ 

集落の背後(東側)には山々が連なり、崖が切り立った独特の山村風景をつくりだしています。明治中期を中心とする出梁造りの養蚕農家十数棟が現存する家並みを歩くと原風景を感じられます。六合村は、見どころがたくさんあり私のお気に入りの場所になりました。

走行距離 650km 無事帰宅 愛車ワゴンRお疲れ様でした。 

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